東三河のキラリ!地域資源活用製品
2014年04月25日
この問題を解消する、素晴らしい調理器具が、ここ東三河で製造されています。
その調理器具の名は「環健クックプレート」。
東三河の設楽町で採掘される段戸珪石(だんどけいせき)の石板をホットプレートにはめ込んだ遠赤外
線調理器具で、新城市にあるベンチャー企業、株式会社環健スーパーテクノが製造・販売しています。
■段戸珪石
段戸珪石は設楽町の段戸山で産出される天然鉱石で、極めて高い強度を有し、耐摩耗性、耐衝撃性などに優れた特性を持った東三河の貴重な地域資源です。
また、遠赤外線やミネラルが豊富といった特徴から、水質浄化などの機能性商品等の原料としても利用されています。
■本当に煙が出ないの?
うたい文句の「煙が出ず、焦げない」「油なしで調理」「素材本来のうま味が引き出せる」は果たして本当なのでしょうか。
そんな疑問を抱きつつ、豊川市にある株式会社イトコーのエコショップ内で開催している「暮らし方教室」にて、実際に「環健クックプレート」を使って料理をしている様子を拝見することができました。
【段戸珪石について説明する星野部長】
【環健クックプレートを使った料理の様子】
実際にお肉や野菜、魚を油なしで焼く様子を拝見しましたが、通常のホットプレートで調理した時に出るような煙は出ませんでした。焼きあがった魚を試食したところ、食感がホクホクで、素材のうま味がしっかりと感じられました。
【皆さん、お肉の焼き具合に興味深々】
【お肉は余分な脂も流れ、サッパリに】
【野菜は色鮮やかに焼けていました】
【魚を焼いても、煙が出ず、黒く焦げていません】
■きっかけ
環健スーパーテクノの社長である樋口氏は、かつて仕事で全国のダムやトンネルの現場を歩いて岩石の分析を手がけていました。そんな中、設楽町の地域資源である段戸珪石に出会い、環境浄化や健康に役立つことを知ったのがきっかけです。
そこで、地域資源を使って何か開発したいと研究を始め、ついに新城市で会社を設立するに至ったのです。
まず、家庭で手軽に使えるものとして、遠赤外線調理器具「環健クックプレート」を開発し、それ以降、様々な商品を開発しています。
【環健クックプレート】
【今年開発されたばかりの機能性土鍋】
■地域資源への期待
今回、地域資源である段戸珪石を使った調理器具の凄さを目と舌で実感して、改めて、東三河にある地域資源のポテンシャルの高さと、未だに知られていないアイディアに驚きました。
地域資源を活用して開発された製品等が全国で使われるようになれば、その地域が元気になると考えています。
東三河地域が活性化するために、これからも色々なアイディアで地域資源を活用した、製品の開発を期待しています。
(株)環健スーパーテクノ 住所:新城市杉山字道目記78-14 電話:0536-24-3330 (株)環健スーパーテクノのホームページへ(外部リンク) |